車中泊したい人必見!車中泊の注意点やおすすめの軽自動車、用意しておきたいグッズをまとめした

宿泊施設を予約せずに、気の向くまま旅行やキャンプを満喫できる車中泊。

これまでキャンピングカーやハイエースなどのワンボックスカー、ワゴン車、普通車など大きめの車が中心でしたが、今は室内空間が広くなったことから軽自動車でも寝泊まりするのが容易になり、気軽に楽しめるようになりました。

とくに地方では、道の駅や広大なパーキングエリア、トイレや入浴施設が整備されているところも増え、車中泊が考えやすくなっています。

そこで、ここでは車中泊をする上で知っておきたいことや車中泊に向いている軽自動車、おすすめのグッズなどを総合的に紹介します。

ぜひこれを参考に車中泊を楽しんでください。



軽自動車で車中泊するときに押さえておきたいポイント

軽自動車で車中泊するときに押さえておきたいポイント
軽自動車で車中泊をするために、いくつか知っておくべきことがあります。

具体的に言えば、車の選び方や注意したい点、季節などによる環境変化についてです。

ここでは、車中泊をする上で必要となる、それらの知識を紹介しましょう。

車中泊をするならフルフラット車がおすすめ

車中泊をするにあたって一番に考えたいのは、車内で「眠れるかどうか」。

なぜならば、旅行にしてもキャンプにしても、「眠る」以外のことは、車外でいくらでもできるからです。

車中泊というと、車内をホテルや旅館の代わりにすることが真っ先に思い浮かぶため、車内であれこれできるようにしないといけないと考えがちですが、車中泊において重要なのは「睡眠」だけです。

それ以外は、わざわざ車内でする必要がありませんし、そこにこだわる必然性もありません。

もちろん、車内で様々なことがしたいという人ならば、あらゆることができるように環境を整える必要があるかもしれませんが、一般的に車中泊ですることは睡眠くらいのものなので、そこまであれこれ考える必要はないでしょう。

眠るための環境が車にあるかどうか。

あるいは運転席や助手席などフロントシートとリアシートを倒して、フルフラット状態を作り、車内空間を寝室のような空間にできるフルフラット仕様、フラットモードにできる車であるかどうか。

この点だけを重視すればそれだけで良いのです。

意外に思われるかもしれませんが、車体の大小や車幅を問わず、フルフラットにできるだけで睡眠スペースを確保できる軽自動車は案外多いです。

新型車や中古車でも数年以内に販売された型の車ならば、なおさら多い。

オプションなどで可能になるものも多いため、オプションまで含めて検討すると、意外と車中泊に使えそうな車は多く見つけられます。

車中泊ならではの注意点

これは軽自動車かどうかというよりも車中泊全般にいえることですが、いくらか注意点があります。

これらは車中泊をする上で、知っておかなければならない重要なことなので、ここでしっかりと知っておきましょう。

駐車する場所に気をつける

車中泊とは、文字通り車に泊まって夜を明かすことです。

それは車の中に居続けるということなので、当然車を停めておく場所が必要になります。

昨今は、道の駅やパーキングエリア、サービスエリア、駐車スペースなどの整備が進み、長時間自動車を停めておける場所が増えましたが、それでも中には一定時間以内の駐車のみ認めている場所や長時間の駐車を禁止している場所があることを覚えておきましょう。

これらの場所の多くは、車中泊のように長時間の駐車を行うことに対して罰金や法的措置を講じるような場所も少なくありません。

そうでなくとも、警備員や警察の巡回によって職務質問や車の移動を促されるなど、目をつけられることが多いといえるでしょう。

たいていの場合、こういった場所は立て札や張り紙、看板、電子掲示板などを用いて、長時間の駐停車に関する警告を行っていますので、車中泊をしようと思ったら、まずその場所が長時間の駐停車を許可しているのかを確認するようにしてください。

これは、マナーでもありますし、無用なトラブルを防ぐためでもあります。

中には、そのような許認可が一切示されていない場所もありますが、たとえばそれが道の駅のような場所であれば、近くの施設に案内所などがあるはずですので、担当者に質問するようにしましょう。

また、駐車に関しては、もう一点注意したいことがあります。

道の駅のような施設やパーキングエリアなどの駐車場では、それほど多く見られるものではありませんが、斜面などの傾斜地に駐車する場合。

案外キャンプ場などでは多く見られます。

可能な限りそういった場所で車中泊はしないに限りますが、どうしてもせざるを得ない場合は、以下のようにしてください。

  • マニュアル車で、上り坂に停める場合ならば、ギアを1速に入れ、サイドブレーキをしめる。
  • マニュアル車で、下り坂に停める場合ならば、ギアをRに入れて、サイドブレーキをしめる。
  • AT車の場合はPレンジにギアを入れ、サイドブレーキをしっかりかけておく。

とくにマニュアル車の場合は、斜面の方向に対して入れておくギアが変わるため、注意が必要です。

なお、ニュートラルにギアを入れた状態で駐車するのは、危険ですので絶対にしないでください。

「基本的に、斜面では車中泊をしないようにする」

これを意識しておくのが一番です。

そうはいっても、地方の場合だと、斜面に駐車場が作られているケースも稀というほど稀ではないので、斜面に駐車しておく際に使えるグッズを紹介します。

坂道に駐車しても車が動かない「タイヤストッパー」

坂道に駐車している工事用車両が、よくタイヤの下に敷いている光景を見たことがあるかもしれません。

「輪留め」というものですが、これをタイヤの下に敷くことで、車輪が坂道で転がってしまうことを防げるようになります。

輪留めの多くは重いものが多いのですが、こちらの商品ならば非常に軽量ですので、旅先に持って行くのも苦になりません。

ガソリンの残量に余裕を持つ

車中泊というと車を停めているイメージが強いため、意外と多くの人が忘れがちですが、車中泊は車内の環境を整えるために、エアコンを使う場合、たとえばインバーターなどを利用して充電する場合など、エンジンをかけることも少なくありません。

昨今、アイドリングストップの呼びかけも多く、環境問題や騒音問題、排気ガスの問題など、多くの問題があるため、エンジンをかけ続けることは現実的ではありませんが、一時的に車内温度調節をするなどのためにつけることは多いといえるでしょう。

中には、自動車を走行させなければ、ガソリンは消費しないと考える人もいますが、エンジンをつけていれば、ガソリンを消費することになります。

もしガソリンの残量が少ない状態で、頻繁にエンジンをつけるようなことをすれば、たちまちガス欠になってしまうでしょう。

そのため、そういった状況になることを防ぐために、車中泊をする上では、あらかじめガソリンに余裕を持っておくことが大切なのです。

自分の身は自分で守らないとならない

車中泊とホテルや旅館といった宿泊施設での宿泊を比較したとき、車中泊において最も大きなデメリットになるのが、防犯対策です。

宿泊施設であれば、社員などのスタッフや警備会社などによって防犯対策は講じられていますが、車中泊の場合、自分の身は自分で守るしかありません。

幸い、日本は他国と比較して治安が良いため、そうそう事件に巻き込まれることはありませんが、それでも開けた駐車場で一夜を明かすわけですから、最低限の防犯対策は講じておいた方が安心でしょう。

防犯対策のアイテムとしては、以下のものがおすすめです。

携帯しやすく使いやすい「コンパクト防犯スプレー」

防犯アイテムというと、携帯用の音が出るタイプのアイテムを想起しやすいですが、車中泊の場合であると、サイレンを鳴らしたところで、近くに助けてくれる人がいない場合も珍しくありません。

重要なのは、直接逃げる時間を確保することになるため、こちらの方がおすすめと言えるでしょう。

この商品であれば、手のひらサイズで携帯しやすく、トイレなどのために車外に出るときも護身用に所持できるため、とくに女性にとってはおすすめの一品です。

エコノミークラス症候群の対策は忘れずに

軽自動車での車中泊は、どれだけ車内のスペースに余裕があったとしても、狭い空間に長時間居続けることに変わりありません。

実は、車中泊については、厚労省がエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症、肺塞栓症)、いわゆるエコノミー症候群の注意喚起をしており、長時間足を動かさずに同じ姿勢でいることの危険性について説明しています。
(参考:深部静脈血栓症/肺塞栓症 (いわゆるエコノミークラス症候群)について

症状としては、主に以下のものがあげられており、車中泊の最中にこれらの症状の予兆が現れたら、ただちに救急車を呼ぶなど、医療機関における対処が必要になるでしょう。

  • 太ももから脚にかけて皮膚が赤くなる。
  • 脚が腫脹(腫れあがる)したり、痛んだりするようになる。
  • 胸の痛み、息切れ、呼吸困難、失神といった症状が現れる。

また、エコノミークラス症候群の予防方法として、以下の方法が提案されています。

  • 車内のような狭い空間で、長い時間、同じ姿勢でいないようにする。
  • 徒歩や体操など、足を動かす運動をする。
  • 水分補給を適度に行う。

ちなみに、このエコノミークラス症候群がなぜ起こるのかといえば、同じ姿勢でいることによって、人の体を流れる静脈に深部静脈血栓症と呼ばれる血の固まりができ、それが肺まで流れて、肺の血管を閉塞してしまうためです。

この内容からも分かる通り、エコノミークラス症候群は、命に関わる症状ですので、決して甘く見ず、症状が少しでも見えたら医療機関を受診するようにしてください。

夏と冬で用意すべきものが変わる

車中泊は、季節によってその環境が大きく左右されます。

とくに暑さと寒さのピークになる夏と冬には、それぞれ必要になるものやあらかじめ注意しておくべきことなどが発生します。

夏に車中泊する場合の注意点と用意すべきもの

先述したように、車中泊においてエンジンをかけ続けておくことは現実的ではありません。

外部環境の影響もありますが、そもそも走行するでもなしにエンジンをただかけ続けておくということは、車にとっても大きな負荷になるため、好ましいこととはいえないでしょう。

しかし、暑さのピークとなる夏場において、車内という密閉された空間で過ごすのは、寝苦しいのはもちろん、熱中症も気がかりになるものです。

そのため、夏場の車中泊では、いかに暑さを感じない心地よい空間を作ることができるかがポイントになります。

方法としては、窓をいくらか開けて風の出入りを良くすることや風通しの良い場所に駐車すること、荷物はルーフボックスなどを使い、なるべく車内に物を増やさないこと、暑さ対策のアイテムを使うことがあげられます。

クーラーボックスを活用して冷たい飲み物を用意しておくのも良いでしょう。

恐らく、対策の中心は窓を開けることによって通気性を良くすることになると思いますが、このとき注意したいのは、やはり防犯と蚊などの虫対策です。

防犯グッズは先ほど紹介したので、ここでは夏場の車中泊で活躍するアイテムを紹介します。

防犯にも効果のある「車用カーテン」

夏場は、いかに車内に熱をこもらせないようにするかも重要になりますが、日差しを入れて車内温度が高くならないようにすることも重要です。

また、車は構造上ガラス張りで中が見えるようになっており、たとえば夜間とはいえ眠っている姿が周囲に見えると、犯罪に巻き込まれる可能性も上がってしまうため、それを防ぐ上で、外から中を見えなくする必要があります。

この意味で、こちらの商品は車に簡単に取り付けることができ、かつ日差しを遮り、外からの視線を避けることもできるようになるのでおすすめです。

用途に合わせて、手軽にカーテンをかける位置を変えることができるため、車中泊時のカーテンとしてだけでなく、日中の仮眠用や遮光用、積載物の盗難防止のためのリアカーテンとしての使用も可能になっています。

車内の空気を循環させる「扇風機」

車中泊では、クーラーをつけるにしても、あまり長時間つけておくことが現実的ではないため、車内に暖気をためないよう、空気を循環させることのできる扇風機が役に立ちます。

とくに電源をUSBにできるこちらの商品は、使い勝手がよく重宝するでしょう。

台座は置くだけでなく、クリップ式で挟むこともできるため、少し開けた窓に挟んで、車内に外のひんやりした空気を車内に送り込むのにも役立ちます。

角度調節も縦横360度可能ですので、場所を選ばず使えるのが嬉しいところです。

冬に車中泊する場合の注意点と用意すべきもの

寒さのピークにあたる冬は、車中泊するにあたって厳しい季節といって良いでしょう。

とくに北日本で車中泊をするのは様々な面で多くの準備が必要になるといえます。

最も注意すべき点は、なんといっても寒さをしのぐこと。

宿泊施設と異なり、車中泊の場合、眠る場所と外を隔てる壁はあまりに薄く、そもそも泊まることを前提に作られているわけではないため、防寒対策が施されていません。

そのため、毛布のような体を凍えさせないためのものはもちろん、寝袋なども防寒対策が施されたものを使うべきでしょう。

また、これは北日本のような雪国で車中泊をする場合に知っておきたいことですが、マフラーに雪が詰まった状態で暖気をするためにエンジンをつけると、排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒を起こして死に至る場合があります。

一酸化炭素中毒というのは、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、厚生労働省によれば、状況は様々であるものの、毎月数人程度の死亡者が出るほどには珍しい死因ではありません。
(参考:http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei10/43.html)

とくに換気が不十分な環境において、エンジンなどの内燃機関を作動させたことによって発生しているケースが目立つことから、車中泊においても十分注意しておくべきものだというのは分かることでしょう。

雪国で車中泊をする場合、これだけでなく除雪に関する道具なども準備しておくと、雪にはまって身動きが取れないということを減らすことができるため、配慮しておきたいところです。

いささか大げさに思えるかもしれませんが、雪国では一晩で積雪が数10cmにおよぶこともまだまだ珍しくないため、警戒しておくことに越したことはありません。

ここで、冬場の車中泊で活躍するアイテムを紹介します。

災害時に使える頼れる「毛布」

恐らく、一般的な毛布は誰しも1枚程度持っており、車中泊をするにあたってもそれを用いることが多いでしょう。

もし車中泊用に普段使いの毛布にプラスして購入するとすれば、間違いなくこの商品がおすすめです。

その名の通り、災害時を想定して作られたこちらの毛布は、防炎性能を持ったフリース毛布で、除湿シートや防菌シートが入った真空パックにおいて保存されているため、防虫・防カビ・防湿・日焼け対策がなされ、長期保存できます。

コンパクトにしまっておけるため、省スペースで保存でき、普段から車に積んでおいて、必要に応じて使うという方法が取れるため、車中泊用に一つは持っておくと安心して旅行ができます。

何より、災害に巻き込まれた際にも使用できるため、車中泊に限らずいざというときのための備えになるので、非常に価値が高いといえるでしょう。

窓が凍っても安心「解氷スプレー」

冬場の車中泊では、ウィンドウが凍ってしまって、解かすのに苦労するということが珍しくありません。

そういったときのために、解氷スプレーはいくらか用意しておきたいものです。

こちらは再凍結を防ぐ効果もあるため、1本で二度おいしい商品といえるでしょう。

車中泊するのにおすすめな軽自動車5選

車中泊するのにおすすめな軽自動車5選
昨今の軽自動車は、昔とは異なり車内スペースが非常に広くなったことで、車中泊に利用を検討することが現実的になっています。

ただし、すべての軽自動車がそうかといえば、そういうわけでもなく、やはり用途やターゲットにしている客層などの関係もあり、向き不向きが分かれてしまうことは否めません。

そこで、ここでは車中泊をするにあたっておすすめの軽自動車を5種類紹介します。

ぜひ参考にしてください。

ホンダ「N-BOX+」


車中泊をするにあたって、最も高い評価を得ているといえるのが、ホンダの「N-BOX+」。

福祉車両として使われることからも分かる通り、その広さは介護で使う車いすをそのまま積めるほどのもので、シートを倒してフルフラットの状態にすれば、快適に眠れるだけのスペースを確保することが可能。

室内長218cm、室内高140cmは伊達ではなく、そのあまりの室内空間の広さに、様々な使い方を想像できるはずです。

子供が立って着替えができるだけの高さもあるため、カーテンなどで外からの視線を遮れば着替えスペースとしても使うことができます。

大小のマルチボード、エンドボードを使うことで、室内空間を棚のようにアレンジすることもでき、車中泊に使わないときは様々な荷物を積むことのできる荷室としての利用もできるでしょう。

オプションとして「お泊まりパッケージ」が容易されているため、改めてカーテンなどを買わなくても、プライベートシェードとリアカーテンがついた状態で購入することもできます。

◆N-BOX+
車両販売価格:1,460,000円
公式サイト:http://www.honda.co.jp/welfare/nboxplus/wheelchair/

ホンダ「バモスホビオ」


コンパクトなボディーながら、その中の空間は広く、商用ワンボックスカーとして利用される機会の多さからも分かるように、多種多様な荷物を積むことができることが売りの「バモスホビオ」。

その空間の広さは、車中泊をするにもぴったりで、多くのシーンで活躍します。

フルフラットシートを倒すことで、広々とした寝床を作れるのはもちろん、より平らなフロアを作ることができるため、睡眠環境として非常に良い状態を整備することが可能。

広さとしては、大人二人が眠れるくらいのスペースを確保できるため、友達との車中泊旅行もできます。

フルフラットにできる軽自動車は少なくありませんが、真っ平らに近い状態にできる車はそう多くないため、これだけでもバモスホビオを選ぶ理由になるといえるでしょう。

天上までの高さも相当あり、その高さは自転車を立てた状態で1台積めるほどです。

◆バモスホビオ
車両販売価格:1,280,000円
公式サイト:http://www.honda.co.jp/VAMOS/

ダイハツ「ウェイク」


収納が多く、使い勝手の良さに定評のあるダイハツ「ウェイク」。

荷室幅と荷室高が大きく設定されていることから、荷物の積み降ろしが楽なのはもちろん、十分な睡眠スペースを確保できることから車中泊においても活躍します。

大容量のアンダートランクがあることから、フルフラット状態にしたときもスペースを埋めずに荷物を置いておくことができるのが嬉しく、レジャーなどのために荷物が増える旅行時の車中泊もしっかりとサポートします。

アンダートランク以外にも車内の随所に収納が容易されているため、一般的な軽自動車と比較して、荷物と一緒に寝るという体験をあまりせずに済み、快適な睡眠環境を作れることから、車中泊をするにあたってとても向いている車種といえるでしょう。

◆ウェイク
車両販売価格:1,717,200円
公式サイト:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/wake/

スズキ「ハスラー」

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ワゴンRのような軽自動車が有名ですが、スズキにも車中泊に向いている軽自動車が多く、軽自動車でありながら、本格的なSUVとして定評のあるスズキ「ハスラー」はその代表格でしょう。

オフロード車ならではの力強さと走行力の高さで、とくにレジャーなどで地方に行く際には最高の走りを見せてくれます。

そんなハスラーですが、実はシートを倒すことで、ほとんど平らに近いフラット状態をつくることができ、車中泊に使う軽自動車としても申し分のない性能を持っています。

これは、海や山といったレジャースポーツを楽しむ上で、必要となるサーフボードやバーベキューセット、マウンテンバイクなどの比較的大きなアイテムを十分に積めることに配慮された設計だからです。

オプションでフックなどを取り付けることのできるナットを装備することもでき、十分な積載スペースを確保しつつ、睡眠環境を作れるのも嬉しいところ。

グレードを上げることで、成人男性が2人寝られるほどの車内環境を整えられるので、用途に応じたグレードを選択しましょう。

また、比較的安価でアウトドア向けのパッケージを取り付けることができ、スキーやスノーボードを積んだり使ったりする際に便利なラゲッジマットやラッゲジバー、ラゲッジネットのほか、カーテンやタープキッド、電動シャワーなどを装備できます。

◆ハスラー
車両販売価格:1,078,920円
公式サイト:http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/

スズキ「エブリィ」


比較的安価で購入できるにもかかわらず、性能が良く、使い勝手の高さも大きな魅力として人気のあるスズキ「エブリィ」。

インテリアがすっきりとしており、軽キャブバンの中で最も広い荷室サイズが、運輸業を中心とした仕事はもちろん、車中泊においても快適な空間を作れるようにしてくれます。

荷室の広さ以外にも、随所にちりばめられた収納の多さが、車中泊において必要となる小物の置き場所を確保してくれて、広い車内スペースをほとんど眠るためだけに開放してくれるため、車中泊特有の寝苦しさに悩まされることがありません。

派手さこそほかの車種に劣りますが、そのシンプルさはカスタマイズ性の高さにつながっており、メーカー独自の車中泊オプションに加えて、サードパーティー(外部)によるキャンピングカーキットが発売されていることから、車中泊にはぴったりです。

◆エブリィ
車両販売価格:923,400円
公式サイト:http://www.suzuki.co.jp/car/every/

車中泊にかかせない必須アイテム

車中泊にかかせない必須アイテム
車中泊をする上で、車種選びは大切ですが、それ以上に重要なのが、最低限のアイテムを揃えるということです。

とくにどれだけフルフラットにしたとしても、車内は元々平らになっているものではないため、それをカバーしてより快適な睡眠環境を作るためのアイテムは欠かせません。

また、車内は閉鎖空間であるものの、外から常に見える環境であることから、先述したようにカーテンのようなアイテムは必須といえます。

ここでは、車中泊をする上で、最低限用意しておきたいアイテムを紹介します。

車内で快適な睡眠環境を作れる「マット」

先にお伝えしたように、いくらシートをフルフラット状態にしたとしても、元々が平らでないシートを倒して、広々とした空間を作ったにすぎないことから、そのまま眠れる快適な床になっているかといえばそうではありません。

どんなに平らに近い状態になっていたとしても、シートは固いですし、どこか傾きがあって、非常に寝にくいでしょう。

そこで役立つのが、マットです。

とくに車中泊用のマットは、そういった状態を前提として、それを補正しつつ眠りやすい床を作るために設計されることから、多少でこぼこした状態であっても、敷くだけである程度眠りやすい状態を作り出してくれます。

とくにおすすめなのがこちら。

これさえあればどんな車内も理想的な床に「エアベッド・エアーマット」

電源ポンプのコードをシガーソケットに入れることで空気を入れることができ、簡単に眠るのに最適な空間を作ってくれるマットがこちら。

普段は空気を抜いて折りたたんだ状態で保管できるので、邪魔にならないのがポイント。

空気によって寝床を作るため、調整力が高く、多少でこぼこした状態の場所であっても快適な環境に変えてくれます。

マット表面は起毛素材を使っているため肌触りが良く、これを敷いただけでも心地よく眠れることでしょう。

湿気と寒気に対する防御力があるので、冬場や夏場でも十分に活用できます。

寝るための必需品「シュラフ・寝袋」

車中泊では布団を使うという人もいますが、車内という限られたスペースを考えると、荷物として幅を取る布団は避けたいという人も少なくないでしょう。

そこで活躍するのが寝袋です。

とくに最近は、冬の寒い環境でも使える防寒に優れた商品も出ているため、1人1つは持っておきたいところ。

おすすめはこちらです。

これさえあれば寒さも気にならない「枕付き寝袋」

連結することで2人用にもでき、マットレスとしても使える汎用性の高さが魅力の寝袋です。

一般的なマミー型の寝袋と比較して、封筒型であることから圧迫感に悩まされることなく、快適な睡眠が可能になります。

普段はスリーピングバッグに収納しておくことができるので、それほど幅を取らず保管することが可能。

なんといっても素晴らしいのが、その防寒性の高さで、-10度まで使用することができます。

また、0度~10度程度までなら薄着で眠ることもできるため、とくに冬場の車中泊においては必須ともいえる寝袋といえるでしょう。

外からの光と視線をシャットアウトする「サンシェード」

カーテンは最初の方で紹介しましたが、外からの視線を防ぐために忘れてはいけない「サンシェード」。

車は、その構造上フロントガラスが最も広くなっているため、左右やリア部分をカーテンで塞いだとしても、フロンガラスを塞がなければ車内が丸見えになってしまいます。

そこで活用したいのが、サンシェードで、今は車中泊用のものも出回っていることから、これはぜひ用意しておきたいところです。

遮光にも目隠しにも犯罪防止にも必要な「サンシェード」

サンシェードの多くは、特定の車種に合わせたものとなっており、どの車種でも使えるものというのはあまり多くありません。

ある程度汎用性が高く、多くの車種において目隠しとしての力を発揮してくれます。
(完全にサイズがぴったりとはなりません)

とりつけが簡単であり、5分もあれば車内と車外を完全に隔離することができるのはもちろん、夏場における車内の温度上昇を抑制し、クーラーやエアコンによる冷房効率が上がるため、車中泊をしないときにも活躍します。

これは冬場における窓の冷えによる寒気の滞留に対しても同様のことがいえ、暖房効率が上がることによって車内を暖かくしやすくすることができるようになるでしょう。

電子機器の充電が必要な人は持っておきたい「インバーター」

スマートフォンの性能が上がるにつれて、たいていのことはスマートフォンだけでできるようになっています。

地図はもちろん、音楽やテレビ、財布の代わりに使うこともできるため、もはやなくてはならない存在といっても過言ではありません。

そのため、車中泊においてスマートフォンなどの電池量は気になるものの一つになるでしょう。

スマートフォンの電池残量がなくなったところで、命を落とすようなことはありませんが、非常に不便になることは間違いありません。

宿泊施設ならば充電もできますが、車中泊では中々電源の確保がままならないでしょう。

そこで役立つのがインバーターのような車を電源の代わりにするものです。

一般的なモバイルバッテリーなどと異なり、自宅のコンセントを使うように大きな電力を使用できるようになるため、十分な充電がしやすく、また消費して使えなくなるということもないため、頼もしい存在になります。

また、モバイルバッテリーそのものの充電を行うことで、停車中の電源をより多く確保することにも役立つでしょう。

あまり電力消費の多くない家電製品を使えるようになるのも大きい。

なお、インバーターを使う場合は、バッテリーの負荷をある程度考慮して使わないと、バッテリーに大きな負担をかけてしまい、車自体が動かなくなる場合もあるため、それだけは注意してください。

様々な家電に対応していて使い勝手が良いインバーター

通常のインバーターは短形波を用いるため、家電によって正常に作動しないものが多いのですが、こちらのインバーターは正弦波を用いることから計測器や電気ポット、薄型テレビといった多くの家電、電化製品に対して使用することが可能。

冷却ファンを内蔵しているため、熱をためにくく、稼働した際の熱によって異常を来すのを防いでくれます。

また、AC100V(ボルト)の出力が2つ、USB用の出力が2つ、10A(アンペア)以下に用いることのできすソケットが1つと3WAYになっているため、同時に多岐に渡った使用ができるのが嬉しいところ。

軽自動車の車中泊は行きたいときに行きたい場所に行って手軽に旅行できる醍醐味がある

軽自動車の車中泊は行きたいときに行きたい場所に行って手軽に旅行できる醍醐味がある
今や軽自動車でも車中泊を満喫することは容易といえるでしょう。

今回お伝えしたように、いくらか注意点はあるものの、気軽に行きたいところに行き、お金をかけずに宿泊して自由気ままな旅を楽しめる車中泊は、大きな魅力に溢れています。

普通自動車の維持や負担が大きくなる昨今、軽自動車でもこれだけ素晴らしい体験ができるようになっているので、ぜひ一度試してみてください。

新しい世界を体験することができるでしょう。