下半身寝汗は病気のせい?その原因と男女問わずできる対策を探りました

「下半身の寝汗がひどい」

「寝て起きると下半身だけ汗びっしょりで、病気を疑ってしまう」

寝汗にまつわる不安は多いものです。

それが下半身だけともなれば、なおさら不安に苛まれて気が気でなくなることでしょう。

ここでは、下半身の寝汗に焦点を当て、それによって考えられる病気や寝汗の原因、対策について総合的に解説します。

下半身の寝汗に困っている人や不安を感じている人は、ぜひここで知見を深め、対応に役立ててください。



下半身寝汗が酷い!疑われる病気・症状は何か?

下半身寝汗が酷い!疑われる病気・症状は何か?

  • 全体的に寝汗がひどい。
  • 下半身だけ寝汗がひどい。

どちらも「自分の体はどこかおかしいのではないか」と疑いたくなるでしょうし、不安にも感じることでしょう。

とくに後者については、上半身はそれほどでもないのに、下半身だけ寝汗がひどいというアンバランスさから、ますます不安は募るというものです。

結論からいえば、下半身の寝汗が激しいからといって、それが病気であるという確証になるものではありません。

しかし、病気のシグナルや病気が原因でその状態が発生している可能性もゼロではないですし、何より多くの人にとって、病気の可能性を考えて行動することは、健康的な生活を送る上で大切です。

そこで、ここではまず、下半身の寝汗がひどいときに考えられる病気について、それがどういう病気なのか紹介します。

全身多汗症・限局性多汗症(局所性多汗症)

汗っかきという言葉を誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。

単純に代謝が良く汗をかきやすい人がいるのはもちろんですが、中には症状として多量の汗をかいている人もいます。

後者をいわゆる多汗症といい、今でも研究や調査が進められているところです。

日本皮膚科学会によれば(参考:原発性局所多汗症診療ガイドライン 2015 年改訂版)多汗症には「全身性多汗症」と「局所性多汗症」があり、症状によってどちらかに分類され、そこから更に細分化されるとのこと。

ここからは、それぞれの特徴を見ていきます。

全身性多汗症

多汗症の中でも、全身の発汗が増加するものを全身性多汗症と言います。

全身性多汗症は、とくに原因のない原発性(特発性)全身性多汗症と他の疾患に合併する形で発症する続発性全身性多汗症に分かれることは、通常あまり意識されていません。

みなさんにとって、これまで多汗症という症状を見聞きすることはあっても、ここまで細分化されるといった話は聞いたことがなかったのではないでしょうか。

ちなみに、続発性全身性多汗症に含まれるものとしては、結核といった感染症や甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫など内分泌代謝異常、精神疾患、薬剤性全身性多汗症といった症状が含まれます。

この中には、誰もが一度や二度は聞いたことがある恐ろしげな病名が入っているため、下半身の寝汗に対して病気を疑う人にとっては、不安を強めるかもしれません。

しかし、先述したように、あくまでこういった可能性もあるというだけの話であり、大量に汗をかくからといって、必ずしもこのどれかに当てはまるということではないということは意識しておいてください。

局所性多汗症

全身性多汗症と異なり、体の一部だけ発汗量が増加するのが局所性多汗症。

全身性多汗症同様に、これも原発性(特発性)と続発性に分かれます。

局所性多汗症の場合も、続発性には、他の疾患に合併する形で発症する場合があることが報告されていて、脳梗塞や末梢神経障害、中枢または末梢神経障害による無汗から起こる他部位での代償性発汗が報告されています。

ところで、代償性発汗とは何か?

簡単にいえば、脳梗塞や脊椎損傷、神経障害、Ross syndromeといった症状によって、特定の部位が発汗できなくなった代わりに、別のところの発汗量が増えることです。

ちなみに、局所性多汗症には、別枠でFrey 症候群というものがあり、これは味覚性多汗症、耳介側頭症候群を指しています。

何やら専門用語が多く、難しく感じるかもしれませんが、実際の内容としてはそれほど難しいものではありません。

たとえばFrey 症候群というのは、耳下腺(耳の下の部分にある組織)周辺に発生した外傷や炎症、あるいは手術によって耳介側頭神経が傷ついたり、再生したりするときに多汗や皮膚が赤らむことです。

このように、要因となる病気は多いですが、やはり全身性多汗症の項でも説明した通り、あくまでこういった可能性があるというだけの話です。

多汗症かもしれないと不安になったときに確認して欲しいこと

病気である可能性があるという程度の話だとしても、「自分はこんなにも恐ろしい病気が原因で、下半身の寝汗がひどいのかもしれない」といったように、不安を感じた人もいると思います。

多汗症かどうかを判断するのは、内科や皮膚科などの医療機関で検査をして確認するのが一番ですが、時間がないという人のために、診断材料を紹介しておきましょう。

たとえば、これは局所性多汗症についてですが、部分的に過剰な発汗が「まったく原因も分からず6ヶ月以上続いたとき」に、以下の項目について、2つ以上当てはまる場合、多汗症の可能性が高まるというものです。

  • 最初に症状が出るのが25才以下
  • 両側対称性に発汗が見られる
  • 睡眠中は発汗が止まっている
  • 1週間に1回以上多汗エピソードがある
  • 家族歴がある
  • 日常生活に支障をきたす

試しに自分とこれらの項目を照らし合わせて、もし2つ以上思い当たるのであれば、一度医療機関の受診を行って、検査をした方がいいかもしれません。

肺結核

下半身の寝汗がひどい場合に疑われる病気として、肺結核があります。

多汗症の項目で、他の症状に併合して現れるものも多汗症に含まれると説明しました。

これは、結核の症状として見られる、発熱、寝汗といったものが、睡眠中の多量の汗を招いているという考えによるものです。

結核の症状というと、咳や痰(血痰)、胸の痛み、だるさ、体重減少といったものがよく知られていますが、実は寝汗も症状としてよくみられるものですので、たとえば寝汗のほかに咳や痰など結核特有の症状が見られた場合は、ただちに医療機関の受診が必要といえるでしょう。

自律神経失調症

主にストレスが原因で、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて現れる様々な症状の総称。

それが自律神経失調症です。

汗が出るのは、自律神経の働きですが、自律神経が乱れると、この働きがうまく機能しなくなり、結果的に多汗症を発症することになってしまいます。

自律神経失調症は、全身的な症状として、だるさや不眠、慢性的な疲労感を伴いますし、器官的症状として、頭痛や動機、息切れ、めまい、のぼせた感覚、立ちくらみ、下痢や冷えなどを伴います。

また、情緒不安定やイライラ、不安感、うつといった精神的症状を引き起こすこともあるため、ひどい寝汗以外にこれらの症状が見られたら、自律神経失調症を疑っても良いでしょう。

余談ですが、自律神経は尿の制御という役割を担っており、不調が生じることで残尿感や頻尿といった症状を発症します。

ところが、こういったケースの場合、膀胱炎や腎臓の病気である可能性もあるため、寝汗のひどさによって自律神経失調症を疑う場合は、尿の状況も鑑みて、こちらの可能性も検討した方が病気予防としては良いといえます。

甲状腺機能亢進症

「こうじょうせんきのうこうしんしょう」と読みます。

あまり聞き慣れない病名かもしれません。

甲状腺というのは、のどぼとけのすぐ下にある、正面から見ると蝶のような形をしている部分で、甲状腺ホルモン(T3、T4)という人間の身体になくてはならないホルモンを作っている器官です。

場所が場所だけに、気管や食道といった器官とつながっていると思われがちですが、それは誤解で、接続はしていません。

甲状腺ははれたり、しこりができたり形が変化することがあり、それを「甲状腺腫」と呼びます。

たとえば、そのままの形で大きくなったものを「びまん性甲状腺腫」といいますし、ほかにも甲状腺の病気として「単純性びまん性甲状腺腫」や「バセドウ病」「橋本病」「亜急性甲状腺炎」「甲状腺腫瘍」といった様々なものが知られているところです。

ちなみに、ひどい寝汗によって疑われる「甲状腺機能亢進症」とは、広義的には甲状腺中毒症の一つとして捉えられていて、主に甲状腺が甲状腺ホルモンを過剰に作り出して、血液中に分泌する状態をいいます。

この状態において、発症する代表的な病気が、先述した「バセドウ病」であることはよく知られているかもしれません。

このほかにも、甲状腺に現れた腫瘍が甲状腺ホルモンを分泌するプランマー病というものがあるのですが、実はこれも甲状腺機能亢進症に分類されます。

甲状腺機能亢進症では、汗が多く出るようになることから、寝汗がひどいときにはこの症状が疑われるのですが、これもそれほど頻繁に発症するような病気ではありません。

そのため、たとえば寝汗以外に、胸がどきどきする、いらいらする、疲れやすくなる、息切れがする、暑がりになる、手が震える、下痢が続くといった症状が出たときに、甲状腺機能亢進症を疑いましょう。

ただし、このとき一つ注意点があるので、留意してください。

甲状腺機能亢進症は、自律神経失調症やパニック障害と間違われやすいといった面があります。

それらとの違いとしては、先述した症状が複数同時に現れることや一週間以上続くといったものがあり、これが判断基準となるでしょう。

なお、女性であれば月経不順も起こることから、前述した症状に加えて月経の乱れが重なったときは、早めに医療機関を受診した方が良いです。

下半身寝汗の原因は何か?男女で違いがあるのか

下半身寝汗の原因は何か?男女で違いがあるのか
下半身の寝汗がひどいからといって、それがすぐ病気であるといえないことは先に書いた通りです。

あくまで、疑われる病気があるというだけで、ほかにも原因があります。

ここでは、下半身の寝汗が発生する原因について、先述した病気以外で考えられるものを紹介します。

男性と女性で下半身寝汗の原因は変わるのか?

下半身寝汗の原因が、男性あるいは女性特有のものだと考えることがあるかもしれません。

つまり、「もしかするとこの寝汗は男性特有の病気なのではないか?」「女性特有の病気でこんなにも寝汗をかいているのではないか?」性別が関係していると考えるケース。

結論からいえば、生理や妊娠といった女性特有の事情から発汗量が増えるということはあるため、男性と比較して女性の方が寝汗に悩まされる原因は多いと言えます。

しかし、それ以外の理由で男性特有、女性特有の事情で寝汗がひどくなるケースはほとんどありません。

ストレスが引き起こす下半身寝汗

漢方医学で盗汗(とうかん)とも呼ばれる寝汗ですが、その原因として主だったものは「ストレス」と「ホルモンバランス」の2つ。

寝汗から疑われる病気として、自律神経失調症について説明しましたが、その大元であるストレス自体が寝汗の原因になっているのです。

男性の場合は、下半身寝汗の原因は主にこのストレスによって引き起こされると言えるしょう。

それに対して、女性の場合は、ストレスが原因となって寝汗が発生することもありますが、次に説明するホルモンバランスが原因となっていることもあるため、その点は注意してください。

さて、ストレスによって寝汗がひどくなるのはなぜかということについてですが、これは自律神経失調症の項で説明した理由と同様で、ストレスによって自律神経の働きが乱れ、それによって発汗量のコントロールに不具合が出るためです。

もう少し詳しくいうと、自律神経は交感神経と副交感神経で構成されており、この二つは活動によってバランスよく使い分けられているのですが、ストレスなどの影響を受けるとこの切り替わりがうまくいかなくなります。

交感神経は活動などをしているときに使われ、副交感神経は休息や睡眠しているときに使われているところ、この切り替えがうまくいかないことで、たとえば睡眠時に、脳は眠り、内臓は起きているといったあべこべの状態が生じます。

発汗は、体温が一定の温度を超えたときに、脳の視床下部というところにある体温調節中枢から副交感神経に対して、汗を分泌するよう命令が行われることで促されるのですが、交感神経が興奮したままだと、体温調整などが正常に働かず、結果的に寝汗がひどくなるのです。

ホルモンバランスによって生じる下半身寝汗

女性の寝汗の原因として多く見られるのがホルモンバランスの崩れです。

もちろん、女性にだけしか見られないというわけではありません。

たとえば、先述した甲状腺ホルモンの異常や更年期障害で話題になるテストステロンというホルモンが乱れることで、男性にもホルモンバランスの乱れによる寝汗は見られます。

一方で、女性には生理や妊娠といった女性特有の生理現象があり、このとき黄体ホルモンの影響で体温が上昇し、それによって寝汗が出やすくなるということがあるのです。

生理に関しては、PMS(月経前症候群)と呼ばれる生理前数日に起こる体調不良の症状の一つとして発汗が増えることも珍しくありません。

加えて、女性の場合も加齢に伴いエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが減少することで、更年期障害を発症し、それによって寝汗が増えます。

このように、女性の場合、男性と比較してホルモンの影響で寝汗が増えるということが起きやすいといえるでしょう。

薬の副作用の可能性も

あまり関係ない人も多いかもしれませんが、たとえば抗うつ薬として処方される薬や向精神薬などを服用している場合、その副作用として寝汗が出る場合があります。

悪性症候群と呼ばれる、抗精神秒薬を主とした精神神経用薬を服用しているときにあらわれる高熱や意識障害があり、その影響で発汗量が増えるケースです。

ただ、この症状は、基本的に薬の服用後急激に症状の変化を引き起こすため、寝汗として認識されることは少ないといえるでしょう。

しかし、仮に精神神経用薬を飲んでいる場合で、厚労省が早期発見に役立つ初期症状として示している(参考:悪性症候群_誤記訂正版)、以下のような症状が出た場合、早急に医療機関の受診をしてください。

  • 異常な発汗や高熱
  • 意識のくもり
  • 手足の震えや体のこわばり、話しづらさといった錐体外路症状
  • 血圧の上昇、頻脈(心拍数の増加)や頻呼吸(浅い呼吸や呼吸数の増加)といった症状
  • 筋肉の傷みなど横紋筋融解症

精神神経用薬は、多くの場合精神科や心療内科といった医療機関の医師によって処方されることから、このような副作用に見舞われることは少ないといえます。

とはいえ、昨今、精神疾患の認知向上を受け、市販薬に抗うつ成分が入っているものやそれをうたうものも増えており、このような症状に見舞われることがないとはいえませんので、服用の際には注意してください。

下半身寝汗の対策はどうすればよいか?

下半身寝汗の対策はどうすればよいか?
ここまで下半身寝汗の原因について見てきましたが、ここからはその原因を踏まえて対策を見ていきます。

温度などの室内環境整備

寝汗の対策としてまず先に考えたいのは、寝室の環境整備です。

病気でもない限り、前述したように、寝汗の原因はストレスや体調の崩れ、しっかりと休息が取れないことによります。

そのため、当然ながら、寝苦しさや睡眠環境として好ましくない寝室の状況は、寝汗を悪化させる要因にしかなりません。

また、睡眠時の体温調節がうまくいっていない場合、知らず知らずの内に体内にストレスが蓄積し、自律神経の乱れを作り出しかねませんので、その意味でも寝室の環境というのは重要です。

さて、そういうわけで、寝汗対策の寝室作りについてですが、以下の3点を大切にしましょう。

  • 適切な室温の維持
  • 適度な湿度の維持
  • 季節に合った寝具選び

寝汗を増やさないために寝やすい室温を維持する

誰にとっても暑い部屋で眠るのは苦痛でしょう。

暑さは体温の上昇を招き、発汗をひどいものにするため、寝室の温度はなるべく適温を維持できるようにしたいものです。

とはいえ、眠っている最中にクーラーやエアコン、扇風機によって出される風に体をさらし続けるのも、あまり良いとはいえません。

人間の体というのは、眠っている最中にある程度汗をかくものであり、それが蒸発する際に体内の熱を奪うことで、適切な体温を維持しているからです。

クーラーやエアコンといった人工的な風は、その自然な汗の蒸発を妨げてしまい、むやみに体を冷やすことにつながり、風邪や体調不良の原因にもなってしまいます。

そのため、室温を調節する目的で使うにしても、エアコンやクーラー、扇風機を使う場合は、タイマーを利用して、入眠時の不快感除去に使うにとどめましょう。

入眠時だけ室温を下げてもすぐに室温が上がってしまい、朝までぐっすりと眠れなくなるという場合は、エアコンなどによる風を体に当てないように、ベッドの配置を変えるといった対策をするのが良いと言えます。

寝汗をひどくしないために、湿度を適切に管理

湿度も睡眠時のストレスを招く原因になりやすいものです。

じめじめとした部屋では寝苦しいですし、逆にカラカラの部屋ではのどが渇くなど体内の水分が不足しやすく、寝起きに不快感を覚えやすくなってしまいます。

夏場など湿度が高くなりがちな時期は、除湿器を使うことで湿度を適度に保ちましょう。

反対に、冬場などの湿度が不足しがちな時期は、加湿器を使ったり、部屋に水を張った容器を置いておいたりして、室内に湿気が保たれるようにしてください。

季節に合った寝具を選んでひどい寝汗をかかないようにする

寝苦しさを避けるためには、寝具選びも大切です。

たとえば敷布団だと、通年で使用するという人が多いかもしれませんし、そもそも寝具にはこだわっていないという人がほとんどかもしれません。

しかし、夏のように暑いときには通気性や吸水性の高いクール寝具、冬のように寒いときには保温性に優れたあったかい冬寝具を使うといった具合に、季節に合わせて寝具を変えることが大切です。

寝具一つで寝苦しさは大きく改善しますし、理想的な睡眠環境を作れる寝具を使えば、疲労の回復度合いも大きく変わります。

寝汗がひどいということは、それだけ寝ている間に体力を消耗するということでもあるため、寝具選びは寝汗対策には絶対に外せません。

ここでは、夏用寝具と冬用寝具として、おすすめの寝具をそれぞれ紹介しておきます。

サラッと快適ベッドパッド 手触り滑らか爽快 ひんやり敷きパッド

蒸し暑い夜に寝苦しさを生むのは、寝具のじっとりとした感触ではないでしょうか?

この商品は、繊維に鉱石を生むことで熱伝導率を高め、さらさらの肌触りを保つだけでなく、寝ている間に体が発する熱を効率的に吸収し、理想的な睡眠環境を作ることに貢献してくれます。

つけ外しも簡単で、手軽に洗えるため、これ一枚あるだけで夏の寝苦しさは大きく改善させることができるでしょう。

Heat Warm ( ヒートウォーム ) 毛布 発熱 あったか2枚合わせ

冬の寒い夜は、暖かくして眠りたいものです。

しかし、そのために布団を分厚くすると、今度は布団の重みで寝苦しくなり、結果的に不必要な寝汗を多くかいてしまうことになるでしょう。

この商品は、体から発せられる水分や水蒸気を吸収することで熱に変えて、保温力を高める優れもので、これ一枚で満足いく暖かさを作り出すことができます。

それだけでなく寝汗でべたつきにくい効果を、薬剤を用いることなく実現しているため、安心・安全・快適な睡眠環境を手に入れるにはもってこいの一品です。

また、毛布となると静電気が気になる人もいるかもしれませんが、静電気防止加工がほどこされているため、静電気を気にせず使うことができるでしょう。

原因となるストレスへの対策

多くの場合、過剰な寝汗の原因はストレスにあることは、ここまでで十分に理解してもらえたと思います。

そのため、寝汗のひどさを防ぐには、ストレス対策が最も効果的です。

ストレス社会ともいわれる現代において、ストレスをためないようにするのは難しい問題ですが、寝る前にリラックスを促して、たまったストレスを和らげることは誰でもできるといえるでしょう。

ポイントとしては、寝る前に入浴の時間をゆっくりととることです。

入浴には、交感神経よりも副交感神経の働きを優位にすることで、血行を良くし、体内にたまった老廃物の排出を促進させる効果があります。

また、内臓の働きが活発になることで、代謝の改善が起こり、疲労回復を早める効果があるのです。

肩こりや首こり、冷え性対策にもなります。

入浴によって体全体をリラックスした状態にして、睡眠に入れば、自然と睡眠状態が良くなり、異常なまでの寝汗を軽減することができるようになるでしょう。

生活習慣を見直して健康的な状態に

女性に多くみられるホルモンバランスの乱れによる寝汗。

それを改善するには、生活習慣を見直すことが効果的です。

とくに食生活の乱れや運動不足、体の冷えはホルモンバランスを崩す要因になりやすく、これに対策を打つだけでも、ホルモンバランスの調整が期待でき、結果的にひどい寝汗の対策につなげることができるといえます。

それらに対して、具体的には以下の対策が考えられるでしょう。

  • 食事制限をするダイエットはせず、栄養素をバランス良く摂る食事を心がける。
  • 肌を露出するファッションなど体を冷やすような服装をしない。
  • クーラーのきいた室内などではひざ掛けなどを用いて、体を温めることを意識する。
  • 毎日しっかりと入浴する(シャワーばかりに依存しない)。
  • 1日5分程度のストレッチなど軽い運動で良いので、運動の習慣を作る。
  • 就寝前のアルコールやカフェインは控えて眠りの質を下げないようにする。

どれも面倒だと思うかもしれません。

しかし、これらに注意するだけで、大きな体調の崩れなどに悩まされることが減ると考えれば、時間対効果や費用対効果は高いと言えるのではないでしょうか。

悩んだときは医療機関を受診

可能性は高くないとはいえ、あまりの寝汗のひどさに不安や悩みを抱えているのであれば、一度医療機関を受診するのが良いと言えます。

自己判断よりは専門家による適切な検査や診断を受ける方が安心できますし、何より、仮に病気だったとすればすぐに治療に移ることが可能になります。

時間や費用はかかるかもしれませんが、それで安心と改善が買えるのであれば安いものだと言えるでしょう。

ちなみに、寝汗が気になる場合、どの科を受診すれば良いかですが、初めに内科を受診し、そのときの症状を診てもらった上で、具体的に治療が行える科を案内してもらうのが最も良い方法です。

中にはストレスが原因でひどくなっているに違いないから、精神科や心療内科に行くのがベストだろうと自己判断して受診する人も存在しますが、専門の科では、基本的に現在のその症状が自分の専門とする分野の症状かどうかを判断することしかできません。

そのため、最初からあたりをつけて専門の科を受診すると、かえって遠回りになり、よけいな時間や費用をかけてしまうことになる可能性が高まってしまいます。

下半身寝汗に対処する効果的なアイテム

下半身寝汗に対処する効果的なアイテム
下半身寝汗の悩みは、病気の疑いからくるもののほかに、寝て起きた後の不快感やパジャマや寝具の汚れなど多岐に渡ることでしょう。

そこで、ここでは寝汗に対処するためのアイテムや寝汗の改善に役立つ漢方の紹介をします。

汗対策の寝具を揃える

GUNZE メンズパジャマ (綿100%吸汗速乾)長袖長パンツ ナチュラルクレープ・吸汗速乾加工

ステテコなどに用いられる素材を使うことで、吸水速乾性を高めた男性用のパジャマです。

肌着・下着メーカーとして圧倒的な実績のあるGUNZEによる商品であるため、作りもしっかりとしており、胸ポケットや前あきタイプのパンツなど、着る人にとってうれしいデザインになっているのがポイント。

綿100%で肌触りも良いため、快適な睡眠を作り出します。

寝汗除湿シート 寝汗や湿気をすばやく除去 人気商品 ドライペット ふとん快適シート

寝苦しさ対策で、マットを先に紹介しましたが、マットを買うほどではないという人や寝苦しさではなく、汗で寝具が濡れるのが気になるという人におすすめなのがこちら。

使っている布団の下に敷くだけで、布団が吸ってしまった寝汗や湿気を吸収し、布団をサラサラの状態に保ちます。

汗のにおいを除去する力もあるため、発汗によってにおうようになった寝具のせいで体につく汗臭さの対策もできます。

1年間繰り返し使える優れものですので、何度も買い替える必要がないのがうれしい一品です。

ソフイデリケートウェットグリーンの香り

寝汗で体がべとべと。

だけど、朝シャワーを浴びていくだけの時間がない。

そんな人におすすめなのが、この商品。

汗を拭くタイプの商品は非常に多く出ていますが、その多くが肌にとって刺激が強く、乾燥肌や敏感肌の人にとっては使いにくいのが難点でしょう。

しかし、汗をかいた状態にしておけば、ムレや悪臭、あせもなど皮膚異常の原因にもなりかねません。

そこでぜひ活用したいのが、デリケートゾーンの肌をきれいに保つために使えるこちらのシートです。

これならば、肌への刺激を抑えつつ、肌を清潔に保つための拭き取りができます。

大きさもコンパクトで持ち運びしやすく、通勤前の時間がないという人にとっては、持ち運んでトイレなどで使用できるのもうれしいところ。

水解性の素材でできているので、使用後はトイレに流せるのもその使い方に合っています。

漢方で心と体をととのえる

寝汗が不安やイライラといったストレスによるものである場合、そういった症状を和らげる目的で、漢方を利用する方法も対策として考えられます。

とくに女性の場合、ストレスによる心理的な要因でホルモンバランスを崩して、寝汗を悪化するケースがあることから、飲むことで症状を和らげることのできる漢方はうれしい対策方法といえるかもしれません。

ツムラ漢方加味逍遙散エキス顆粒

漢方の中でもとくにおすすめなのが、ツムラの加味逍遙散エキス顆粒です。

不安やめまい、ほてりのほか、生理うつとも呼ばれるPMS(月経前症候群)に対する効果が期待できる漢方薬として、利用することができます。

一般的に漢方薬は副作用が少ないことで知られていますが、まったくないわけではありません。

もし、服用後にかゆみや吐き気、発疹などの症状が出たら、すぐに服用をやめましょう。

下半身寝汗に不安になりすぎず対策をすることで安心の眠りを手にしよう!

下半身寝汗に不安になりすぎず対策をすることで安心の眠りを手にしよう!
下半身寝汗の原因は重篤な病気であることもありますが、ほとんどの場合はストレスやホルモンバランスの崩れといったものです。

不安になりすぎれば、それがストレスとなってより悪化させるかもしれません。

しかし、ストレスやホルモンバランスの崩れだとわかっていれば、対策や改善を図ることはそれほど難しくないでしょう。

とくに睡眠環境の改善は今すぐにでもできることですので、ぜひ試してみてください。